元ペットショップ店長の戯れ言

数年前まで、ペットショップで店長をしていた経験を元に、犬との生活のアレヤコレヤを綴っていきます

とにかく消毒!とあるペットショップの子犬管理

子犬の管理はペットショップによって方法は様々。ですが「消毒をしっかりする店」「消毒に重きをおかない店」の二通りに分かれるようです。

以前働いていたペットショップは「消毒をしっかりする店」でした。

消毒の基本は洗浄にあり

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消毒は消毒液をただ使えばいいわけではありません。有機物がある状態では、いくら熱心に消毒液をかけても殺菌はされないので、消毒対象から有機物を取り除かなくてはならないのです。

ですので手の消毒をするのであれば、まず手を流水でしっかり濯ぎます。この流水で濯いでだけでも、ウィルスは全てではありませんが、流されていきます。そして有機物をしっかり落とすために洗剤などで手を洗い、しっかり濯ぎます。

それから消毒液に手を付けてもみ洗いをして完成となるわけですね。

子犬一頭につき一つが原則

以前勤めていたペットショップでは1頭につき何でも一つが原則でした。

子犬一頭を触れば必ず、手の消毒します。消毒方法は先に記載したとおりです。必ず肘まで消毒するのですが、消毒剤は手が荒れて荒れて・・・。長期勤めていると、肌が強くなるのか平気になっていくのですが、働き始めてしばらくは肌が赤くなって荒れる。夜眠っていても、手がかゆくてかゆくて掻きむしるなんてこともありました。

女性が多い職場なのですが、みんなよく耐えて頑張ってたなぁ。

最近の消毒は、皮膚や食器等に消毒が残留する量が少ないものがありますが、一昔前は残留量が多く大変でした。

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犬舎掃除の方法

開店前に全ての犬舎の掃除をするのですが、夜はウンチをしても取り除いてあげられないので朝の犬舎の中は、凄いことになっている場合もあります。特に中型犬以上の子犬は・・・。

凄いことになっていると言うことは、犬舎の中が有機物だらけということ。

まず犬舎の中の有機物を全て取り除くことになるのですが、キレイに雑巾で拭き取ります。次に、消毒液を犬舎全体に吹き付けたあと、水を含ませた綺麗な雑巾で消毒液を拭き取り完成。

使用した雑巾はキレイに洗った後、消毒液につけ込み消毒となります。

エサやりの時も消毒消毒

エサを準備し、エサの入った食器を犬舎にいれる時には犬に触れさえしなければいいのですが食器を取るときには、子犬一頭の食器を下げたら手の消毒しなければなりません。

犬のウイルスは大半が経口感染します。唾液にウイルスが含まれることが多いので、口を付ける食器には神経を使わなければなりません。ですので一頭の食器を回収すれば、手の消毒をしっかりして次の犬の食器を下げることを繰り返します。

使用した食器は、洗浄したあと消毒液につけ込むのは当然ですね。

犬が売れた後は

朝の犬舎掃除のような感じで掃除をしたあと、消毒液を拭きかけ乾かします。消毒液が乾いた後、水拭きをして再度消毒液を拭きかけます。そして乾かして水拭きを3回程繰り返した後、新たな子犬を入れることに。

新しい子犬を入れるときには、細部の有機物と消毒を心がけてました。

お客様に抱っこしてもらう時には

ペットショップでは子犬を抱っこさせて貰えます。その子の一生を責任もって飼わなくてはならないのですから、触って貰って相性が良いかを感じることは必要なことです。

抱っこを希望されているお客様が犬を飼っていない場合は、犬の病気をショップにいる子犬に移す心配はないのですが、その「抱っこ希望者」が犬を飼っているか・ショップに来る前に犬に触れてはいないか等を判断することはできません。

特に本当に犬を飼いたくて「この子!」という子を探すためにペットショップのハシゴをしている可能性も高いですしね。

ですので、抱っこ希望者には必ず消毒をして貰います。

以前働いていたショップでは、お客様にも手の洗浄をしてもらい霧吹きに入った消毒液を手に拭きかけてから、子犬を抱っこしてもらってました。

まとめ

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ショップでの犬のお世話は本当に大変。でもワクチンが終わってない不安定な状態の子犬を、新しい飼い主に健康な状態で届けるためには必要な事がいっぱいです。

ペットショップで働かないと、この「消毒」の方法と理由を知ることは無かったように思います。